どうもー、高橋です!
今日はね、腰痛に意外な関りがある、目とか耳とかあごとか顔周りとか、首から上の話を書いていこうと思いますー。
で腰痛っていうと、ついつい腰そのものとか、せいぜい骨盤周り、あとは僕がいっつも言ってる「足元」に意識が向きがちじゃないですか。もちろんそれも超大事。そこをおろそかにしちゃ話にならん。
でもね、今日のテーマはそこじゃない。もっと上。目、耳、そしてあご。これがね、意外と腰痛にガッツリ影響してるって話なんですよ。特に、毎日パソコンと睨めっこしてるデスクワーカーにとっては、目、マジで要注意ですからね。
デスクワーカーの腰痛、意外な犯人は「目」にあり?
試しに今、この画面のめちゃくちゃ小さな文字を、ぐーっと集中して読んでみようとしてみて。どう? 目の奥とか、眉間のあたり、こめかみ、後頭部にかけて、なんとなく力入らないですか?
じゃあ今度は、窓の外の、ずーっと遠くの景色を眺めてみて。さっきの緊張感と比べてどうです? なんとなく、目の周りから首の後ろにかけて、ふわーっと緩む感じ、しないです?
「んー、よくわかんない」って人もいるかもしれないですね。大丈夫、大丈夫。今の現代人、感覚が鈍っちゃってること、多いから。でもね、自分の体に意識を向ける練習をして、体性感覚が研ぎ澄まされてくると、この違い、ハッキリわかるようになってくるんですよ。
後頭下筋群って知ってる? コイツが腰痛の隠れたキーマン
僕らの頭蓋骨と背骨の一番上をつないでる、後頭部の奥深くにある筋肉群、「後頭下筋群(こうとうかきんぐん)」ってのがあるんだけど、これ、一般の人はほとんど知らない筋肉かもしれないですね。でもね、ここの緊張具合が、背骨全体のコンディションにめちゃくちゃ影響してるんですよ。
このブログを熱心に読んでくれてる人はもう耳タコだと思うけど、背骨のしなやかさと全身の健康、つまり腰痛のなりにくさっていうのは、ほぼイコール。後頭下筋群がガッチガチに固まってると、背骨全体の動きも悪くなる。そりゃ、腰にも負担がかかりやすくなるってもんですよ。
体の動きは「目」がリードしてるってホント?
実はね、僕らの体って、何かを見ようとしたり、そっちへ動こうとするとき、まず目が目標を捉えて、それに頭がついていく。そして、その動きが全身に波及していくようにできてるんですよ。
赤ちゃんなんかが、ママを目で追いかけてるうちに、自然と寝返りを打つのを覚える、なんて話もあるくらい。それくらい、目と頭の動きってのは、全身運動の起点として重要なんですね。
僕らの体って、基本的には斜めの螺旋(らせん)を描くように動くのが自然なんだけど、この螺旋の動きのスタート地点が、まさにこの目と頭のエリア。でも、後頭下筋群が緊張でカチコチになってたらどうなります? スタート地点が機能不全じゃ、スムーズな動きなんてできるわけない。結果、背骨はしなやかに動けず、腰を含めた体のあちこちに無理が生じて、痛みとして現れやすくなる。
だからね、さっきも言ったけど、パソコン画面を凝視してる時の目の周り、こめかみ、頭の付け根の緊張感と、遠くの景色を眺めた時の解放感、視界が広がった時のリラックスした感じ。この違いを、よーく覚えて、感じてほしいんですよ。
後者の方が、全身が楽になった、呼吸が深くなったって感じられるはず。この「違いがわかる」ってのが、自分の体の声に耳を傾けられるようになってきた証拠。そうなればしめたもの。自分で自分の腰痛をケアしていく大きな一歩になりますからね。
「耳」も「あご」も腰痛と無関係じゃない!
さて、お次は「耳」。
最近はイヤホンで音楽聴きながら仕事したり、移動したりするのが当たり前になってるけど、実はね、耳を澄ませて遠くの音を聞こうとしているときの方が、体はバランスを取りやすいんですよ。
試しにちょっと片足で立ってみて。イヤホンしてる時(もしくは何も意識してない時)と、意識して窓の外の鳥の声とか、風の音とか、そういう遠くの音に耳を澄ませている時、どっちがフラフラしにくいか。
僕はね、以前あるゴッドハンドの施術家の人に「高橋さん、内耳がだいぶ緊張してるねぇ」って指摘されてから、もうここ何年もイヤホンで音楽を聴くのはやめちゃいました。内耳には体のバランスを司るセンサーがあって、足元の微妙な変化なんかを感知する超重要な場所ですからね。
仕事中も、できるだけ窓を開けて(まあ、たまにうるさくて集中できない時もあるけど、笑)、なるべく遠くの環境音に耳を澄ませられるようにしてます。ガンガン音楽聴き続けて頭の中で音が鳴り響いてるより、よっぽど体にはいいと僕は思ってますね。
そして、「あご」。これもね、後頭下筋群に影響するんですよ。
デスクワークしてて、だんだん足が床についてる感覚が薄れてくると、無意識のうちにあごを食いしばって、画面の前に自分の顔を固定しようとしちゃう。これ、結構あるあるじゃないですか?
あと、書類を読んだり、集中して何かを考えてる時、地味に舌が緊張してたりね。僕も昔、別の施術家の人に「高橋くん、口の中、もっと柔らかくしてごらん。舌の力抜いて」って、呪文みたいに何回も言われたもんですよ。当時は「はぁ?」って感じだったけど、今ならわかる。鼻の奥とか、顔の表面とか、そういうところの緊張も、巡り巡って全身に影響するんですよね。
じゃあ、どうすりゃいいの? 地道なケアと「気づく力」
ここまで読んで、「なるほどなー」って思った人もいれば、「そんな細かいこと、いちいち気にしてられるか!」って思った人もいるかもしれない。
うん、正直に言うとね、目とか耳とかあごの緊張に初めて意識を向けて、それを緩めていこうとするのって、はじめはめちゃくちゃ難しいし、根気がいる試みです。一発逆転の特効薬なんて、残念ながらない。
自分で自分の緊張に「あっ、今、力入ってるな」って気づいて、ほんのちょっとしたゆっくりした動きを、繊細に感じ取りながら、頭の中や目の周りの感覚をバージョンアップさせていくしかないんですよ。
例えば、
- 舌を上の歯の裏側あたり(上口蓋)にやさーしくくっつけて、ゆっくり前後に動かしてみる
- 顔全体の筋肉(表情筋)を、うーって縮めたり、いーって伸ばしたり、ゆっくり動かしてみる
- 目を閉じて、眼球をゆっくり上下左右に動かしてみる(このとき、後頭部の奥がどう動くか感じてみる)
とかね。自分なりに「こうしたら緩むかな?」ってのを見つけて、地道に取り組んでいく。
デスクワーク中なら、1~2時間に1回くらいは意識して窓の外を見て、目の周りの緊張を解放してあげる。そのついでに、あごの力もふっと抜いてみる。これだけでも、やるとやらないとじゃ大違いですから。
体性感覚が育てば、人生の質が上がる!
こういう地味なことをコツコツ続けて、自分の体性感覚が高まってくるとね、面白いことが起きてきます。
まず、体の緊張にすごく気づきやすくなる。「あ、今、肩に力入ってるな」「お、腰が張ってきたな」って、初期段階でキャッチできるようになる。
そうすると、「疲れてる」「疲れてない」の判断も、より繊細にできるようになる。無理がたたる前に、ちゃんと休んだり、ケアしたりっていう対処行動が的確にできるようになるわけです。
結果としてどうなるかっていうと、生活のクオリティが上がって、使える体力や能力も増大していくんですよ。マジで。
もちろん、そこまで行くには時間がかかる。だって、学校でこんなこと習わなかったでしょ?(笑) 完全に手探り状態からのスタートだから、なおさら。
でもね、腐らずにコツコツ続けていれば、必ず「あ、これか!」って、努力が報われる瞬間がやってきますよ。僕がそうだったから、これは自信を持って言える。
腰痛から解放されて、もっともっと人生を楽しみたいじゃないですか? 好きなこと、やりたいこと、いっぱいあるでしょ? そのための第一歩として、今日は目と耳とあご、こいつらにちょっと意識を向けてみてほしいんですよ。
きっと、新しい発見があるはずですからね。応援してますよ~!